iPad Proが登場してからというもの、この製品がノートPCの代わりになるのか?
と言う視点からMacとiPad Proを比較して良し悪しの判断をするサイトやレビュー記事をちらほら見かけます。
と言うのもティム・クックCEOの発言が大きく関係しているのだと思いますが。
これについて僕は比較自体が間違っていると思っています。
その理由をば以下に書きます。
MacはPCではない!
普通の人からしたらMacもWindowsも同じコンピュータ。
MacとWindowsではOSが違うだけだと思っている人は沢山いると思います。
OS、アプリが違うだけで最終的に出来る事はいっしょなのかもですが、
その出来上がったデータのクォリティやユーザー体験、使い心地は全然違います。
これはMacもWindowsも両方使った事がある人なら分かると思います。
MacとPCは同じように見えて全然違う訳です。
MacとiPad Proはお互いを補完しあうデバイス
僕はMacにはMacの良さがあり、iPadにはiPadの良さがあると思っています。
だからそのどちらかのデバイスにすべてをさせようと言う事自体が間違っていると思うんです。
なのでMacとiPadどちらかだけを持つのはナンセンス。
どちらも買うべきですよ(笑)
じゃあPCはどうか?
逆にタブレットとPCを統合したWindows10は失敗だったと僕は思っています。
これまた使った事がある人なら分かると思いますが、
Windows10はPCとしてはWindows8.1から格段に使いやすくなったと思います。
Windows7とWindows8.1のいいとこ取りのようなOSに仕上がっていますのでWindows7からのアップグレードもオススメです。
しかしタブレットとして見た場合のWindows10は貧弱そのものです。
指での操作を本当に意識しているのか?と疑ってしまうくらいの操作性です。
これはSurfacePro4であってもSurfacebookであっても一緒なはずです。
タブレットメインでは正直使い物にならないでしょう。
アプリも貧弱だと言わざるを得ません。
その点AppleはきちんとタブレットとMacで用途の棲み分けが出来ており、今後も統合させるような事は現時点ではないとティム・クックは言っています。
最初は僕もSurfaceのようなハイブリッド端末を出して欲しいと思っていましたが今は違います。
やはり統合させようとすると、そもそも設計思想が違うものなのでやはりブレが生じてしまい、その結果が今のWindows10だと思っています。
PCのOSとしての完成度は高いと思いますが、タブレットとしては間違った方向に進んでいる印象を受けています。
まとめ
僕達30代より上のおっさん世代はPC全盛期の世代。
今の若者はスマホやタブレットメインの世代です。
おそらくこれからもっと、PCよりもタブレットに触れる事の方が多いような時代になってくるのだろうなと思っています。
ノートPCを長く使ってきた世代にとっては、
やはりタブレットよりもノートPCの方が使い易いと感じてしまうのは当たり前かなと思います。
でもこれからの未来を考えると、いつかはiPadの方がMacよりも使いやすい!
と言う時代がやってくると感じています。
ただMacが無くなる事は絶対にないなとも思う訳です。
両製品は補完しあうデバイス。
iPadがMacの代わりになるのかなんて事は考える必要はないと僕は思います。
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